
昨日武蔵小山創業支援センターのランチ交流会に
参加させていただいた。
ここは品川区のインキュベーション施設で、
オフィススペースや店舗スペースを安価に貸したり、
セミナーや交流会など多方面から起業家をサポートするために
8月にオープンしたばかり。
武蔵小山という土地柄、家庭を持つ女性なども多かったが、
自己資金では設備投資に限界のある店舗ビジネスなど
このセンターを活用して事業を始めている女性たちは、
皆イキイキと自分たちの挑戦を楽しんでいるようだった。
無理なく好きなことで起業することを
『身の丈起業』と呼ぶらしい。
そして、私にとって最も興味深かったのは、
このセンターが民間に運営を委託して、
金融営業出身の女性ビジネスマンがセンター長を勤めている点。
世の中には「起業支援」「インキュベーション」と名乗るサービスが山程ある。
そもそも「起業」って、概念も成功の定義もあまりに広義過ぎる。
私が以前勤めていた投資関係の会社では、
キャピタルゲインを目的とした起業支援事業を行っていた。
身の丈起業と違い、上場を目指すということは
経営者も投資家も多大な年月とお金をかける訳だから、
なにがなんでも上場してもらわないと困る。
当然経営にも口を出す。
ぶっちゃけ、経営者の夢とか喜びとかそういうことはどうでもいいというか・・・
もとい、、議論の対象ではない。
当時も今もウブな(?)私は、その考え方についていけないところがあって、
その罪滅ぼしのように、
アイデアのブラッシュアップや企画書作成のお手伝いみたいなこともしていた。
それこそが「支援」だと信じて。
そんなある日、ある起業家に言われた。
実務の手伝いは、そりゃないよりはあったほうがいいけど、
(彼らはそもそも上場を目指すくらいの有能な経営者なので)
自分たちが求めているのは潤沢な「事業資金」ただそれだけだと。
本当に起業家を助けたいと思うなら、
・充分な資金提供力
か、
・国や自治体とのつながりや発言力
そのどちらかじゃないですか?と。
それから4年くらいの年月が経ってしばらく忘れていたが、
武蔵小山創業支援センターの活動を見て、
その後者の意味を少しだけ理解したような気がした。
上場をゴールに置く人もいる。
身の丈起業で幸せになれる人もいる。
それらの人に手を貸すことで新たな利益を生み出す人もいる。
どれが正しく、どれが間違っている訳でもない。
結局は必要な人に必要な支援が行き渡ることが重要だと思う。
「起業支援」は私がライフワークとして、
今後も考えていきたいと思っているテーマである。
私には何が提供できるのか。
そして誰が必要としているのか。
まずは自分自身が起業家として成長しながら、
長い時間をかけて私の『身の丈支援』の在り方を探していきたいと思う。
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