午前中、湯島でアポイント。
今では滅多に来ることのない場所だが、
以前、1年間程この辺りで勤めていたことがある。
それは初めて事業開発に携わったときで、
事業の成功祈願に事業部全員で湯島天神にお参りしたことがあったのを
懐かしく思い出した。
次のアポまで時間があったので、7年振りに商売祈願のお参りに。

境内には梅の花が綺麗に咲いていた。

いつもコンビニかカフェで手早く済ませてしまうから、
たまには老舗の鳥料理屋さんでちょっと贅沢な一人ランチ。

親子丼。美味しそう~

お昼時だったので店内は込み合っていて、
相席になったのは、参拝帰りのおばあさん。
「今日は温かいですねー。」
そんなところから会話が始まり、
「昔は梅の木も通り沿いにずーーーっと続いていたのよ。
今では本当に少なくなってしまって。
先週はね、神田にも梅を見に行ったの。
あなた、梅の花が綺麗な所どこか知ってる?」
「いいえ、、知らないです・・・」
「あら、そう・・・
箱根は絶景よ。梅の木越しに富士山が見えて、それはもう絵みたいなの。
あなた見たことある?」
「いいえ、、見たことないです・・・」
「あら、そう・・・
湯島天神の帰りにはね、いつも○○で豆餅を買って帰るの。
あなた食べたことある?」
「いいえ、、ないです・・・」
「あら、そう・・・
寒いときには○○の粟ぜんざいも美味しいのよ。
粟っていうけど、あれは本当はひえね。知ってる?」
「いいえ、、あわって・・・ひえって・・・すいません、どんなのですか?」
「・・・・・・・・」
おばあさん、ごめんなさい^^;
私は長年住んでいる東京の梅の名所も、日本古来の食べ物のことも・・・
何にも知らないみたいです。
普段はランチの合間も惜しんで
ノートPCを見ているか、携帯をいじっているか、ビジネス書をめくっているかで・・・
自分がどんな食べ物を口に運んでいるかもあまり意識してないかもしれない。。
ビジネス関係の方との会食以外で、
誰かと話をしながらこんなふうにゆっくりランチを楽しむこともない今日この頃。
季節の小さな変化を本当に楽しそうに語るそのおばあさんを見ていたら、
ほんの一時、私にもゆったりと豊かな時間が流れた気がした。
そして、ある側面において、
自分がものすごく「無知」な人間であることを自覚した。
世代の違いと言ってしまえばそれまでだが、
なんだか、今同じ空間にいるのが不思議なくらい、
私とそのおばあさんが見ている毎日は違っていた。
そう思うと、今、私が人生の全てだと思って見ているこの世界は、
ごく一部の人たちだけの価値観に基づいた、
とても小さな世界の出来事に過ぎないのかもしれない。。
おばあさん、楽しい時間をありがとうございました。
私ももう少し、梅や粟や・・日本人が長年大切にしてきた自然の営みに
目を向けてみようと思います。。
さぁ、次のアポイントへ急がなきゃ!
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