私の世代は、「ロスジェネ世代」とか「貧乏くじ世代」と言われている。
第二次ベビーブームで、子供の数だけはやたら多かったから、
受験戦争など、いつだって競争は厳しい幼少時代だった。
大学に入った頃は、ちょうど女子大生ブームからコギャルブームへ。
ボディコンを着てセンス振ったこともないけど、
ルーズソックスでセンター街を闊歩したこともない。
で、就職するときは超氷河期。
私が内定をいただいた企業では、
前年まで何十人といた同期入社が、その年だけなんと3人だった。
これは未だに最低記録。
よく誤解を受けるのだが、私は決してバブル世代ではありません。(笑)
ほんのちょっと上の世代がまさにバブルの恩恵を受けた世代なので、
そういう話を常に身近に聞いていただけに、
「なんで私たちだけ・・・」という絶望感は
むしろ今の若者たち以上だったと思う。
もちろん企業差や個人差はあるが、往々にして
入社後もだいたいバブル以前に大量に入社した先輩たちが役職を独占していて、
私たちの世代になかなかスポットライトはまわってこなかった。
それでも10年以上かけて色んなスキルを身に付け、
ようやく起業してみたら今度は百年に一度の大不況!
「よくこんな不況に起業しましたね」といろんな人に言われるけれど、
周りに言われるほど私にとってそれは大きな問題ではない。
だってどのみち、時代にいい思いをさせてもらったことななんてないもん。。
むしろ、これが百年に一度の大不況なら、
この時期にしっかりビジネスモデルが構築できれば、
きっとこの先牽強な会社になるはずだと思う。
起業してみてわかったことがある。
私が最後まで恐れ続けたのは、
この先に起こる困難そのものではなくて、
(起業することで)今ある何を失ってしまうのだろうかということ。
今の収入より、減ったらどうしよう。
今の家賃が払えなくなったらどうしよう。
今のような交友関係が続けられなくなったらどうしよう。
いつも考えるのは「今持っているもの」のことばかり。
過去との相対評価によってのみ、
人は今の自分をうまくいっていると感じたり
そうでないと思ったりするのだろう。
だから負け惜しみでもなんでもなく、
一期目としてはこれでいいんじゃないかと思う。
最初から何もなかれば、不幸を感じる基準すらない。
今沢山のものを持っていて、
失うことを恐れて生きる人生よりも、
「良かった時代」をいつまでも振り返って嘆く人生よりも、
「今何もないこと」が、未来を希望的なものに感じさせてくれる気がするのは、
私が極度のポジティブシンキングだからかな・・・(笑)
ちょっと年配の方にはよく、
いい時代を知らないから希望が持てない、
成功体験がないとか言われるけど、
今こそこの「不況慣れ」を強みに変えて、
新しい時代を牽引する世代になれる、
私たちにとって初めてのチャンス到来かも!?
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