
デジタルハリウッド大学の知人に案内をもらって参加したセミナー。
いつもと趣が違うセミナーだった。
なぜならそこには「デジタル」な要素が一切なく、
「個」や「内面」に訴求した、とってもアナログ回帰な講義だったから。
「イメージコンサルティング」という言葉そのものが日本では馴染みが少ないが、
例えば政治家が、どんな服装で、どんな表情で、どんな立ち居振る舞いで
自分の存在を周囲に印象付けるか、
これが得票率や支持率に大きな影響を及ぼすことが
米国などでは常識的に知られている。
中身がよければ外見なんてどうでもいい・・・と考えるのは自由だが、
『人は見た目が9割』という本が流行ったように、
人は無意識レベルの視覚情報によって、想像以上に多くのことを判断している。
自分がこう見られたいと思う内面と、
人が「この人はこういう人だ」と判断するイメージに乖離があるのは、
私生活ならなんだかギャップがあってモテそうな気もするが、(笑)
より社会性の高い人物を目指すならこのギャップはできるだけ少ないほうがよさそうだ。
例えばオバマ大統領は選挙前、多くのメディアに露出していたが、
真面目な討論番組に出ても、バラエティに出ても、
いつでもキャラクターが完全に統一されていたそうだ。
どこにいても、誰といても、絶対にブレずに常に同じ自分でいられること。
これって当たり前のことのようにも聞こえるが、
実際まっとうするのはかなり難しいことだと思う。
でもこれが完全にできる人間にのみ「カリスマ性」が宿るのだという。
確かにそうだ。
自分が「カリスマ」を感じる人のことを思い浮かべてみると、
その場その場で態度や発言を変えることなど決してない。
自己の中の揺らぎや矛盾をそう簡単に露にしたりしない。
イメージが常に一定なのだ。
タイガーウッズだって、ここ最近のニュースを見ていると
「彼も人間だったのね・・」という意外性に、安心感や親近感はわくような気もするが、
カリスマ性は見事に消え失せてしまった。。(笑)
話がそれたが、イメージコンサルティングとは、決して外見を取り繕って
カッコ良く見せようという話ではない。
まずは、自分がどんなイメージになりたくて、それはなんのためなのか。
その目標や目的に向き合うことはすなわち、自分を知ることから始まる。
入門的なセミナーだったが、なかなか奥の深そうな分野だ。
でももしかしたらこれこそがクリエイティブの原点かもしれない。
自分の人生をクリエイトするということ。
自分が何者かを知らずして、真の創造性は生まれない。
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