【書評222】もったいない主義~不景気だからアイデアが湧いてくる!~

小山薫堂著

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著者紹介

1964年、熊本県生まれ。日本大学芸術学部卒業。
伝説の深夜番組「カノッサの屈辱」で放送作家として脚光を浴び、
その後も多くの話題作を企画。
初めて出がけた映画脚本「おくりびと」はモントリオール世界映画祭グランプリ、
米アカデミー賞外国語映画賞ほか国内外で数多くの賞を受賞する。


チャンスの種

●あまり環境が快適すぎると、やはり創造的なことは
 生まれにくいのではないかと思います。(中略)
 だからこそいまの不況の時代は、何か新しいものを生み出すには
 絶好のチャンスなのではないか。こういう中だからこそ、
 生まれる何かがあるのではないかと思います。

 制約をされたり締め付けられたりということは、嫌だと思えば
 ネガティブにしか働かないので、逆に発想マゾとか、
 アイデアマゾみたいな気分に自分をもっていく。締め付けられて
 「うわあ~、そんなの無理だ。でも考えなきゃ。う~、考えられる~」
 みたいな気分になれるといい。
 つらければつらいほど、やりがいがあるし、面白い。

●本当はメディアは、あまり不況だ不況だと伝えないほうがいい。
 なぜなら日本はすでにある程度豊かなのだから、不況と伝えなければ、
 みんな不況だとは感じないと思うからです。
 ちょっと盛り場から人がいなくなっただけで、さもさびれたみたいに
 「こんながらがらになりました」などと言う。
 そんなニュースは観ているほうがなんだか寂しい気分になってしまうし、
 「遊んでいるばあいじゃない」「こういう時期に車なんて乗ったら、
 なんか申し訳ない」とか罪悪感が芽生えはじめる。
 メディアは伝えすぎなのです。

 株価だって、そもそも日経平均なんて東京証券取引所に上場している
 約1700社のうちの225社の平均にすぎません。
 なぜ1700社の平均にしないんだろうと僕は素朴に疑問です。
 そんな数字一つでオロオロしてしまうというのも腹が立ちます。

●誰の人生も毎日が分岐の連続です。
 自分の目の前に分岐点があることに、なかなか気がつかない人が多い。
 だから常に、日々「これが分岐点かな?」「これがそうかな?」と思いながら
 「これだ!」と思ったら、そこに飛び込む勇気が必要だと思うのです。

 (中略)
 
 僕はいつも、(中略)自分で種を拾っているのです。
 それが結果としてどうなるかわからないけど、ただ直感として、
 これをすることによって、何かが生まれるのではないかと思っている。
 チャンスの種は誰の前にも同じようにたくさん転がっています。
 あなたはそれが見えている。
 見えているのに拾わないのは、本当に「もったいない」。

 
映画「おくりびと」でその名を世界に轟かせた小山薫堂氏。

まさに世界が認めたクリエイターのひらめきの秘密を紹介した本書。

クリエイターに限らず、成功する人たちは共通して、
いつでも、そして何度でもチャンスを拾う。

決まった人にだけ何度もチャンスが訪れるのは、
決して彼らだけが特別に運がいいということではない。


結局、チャンスを見逃さない目と、
それを形にする行動力を持っているかどうかなのだと思う。


そして、チャンスは苦しいときにこそやってくる。

だからこの時代は本当に、次の時代の何かが生まれる
重要な局面なのかもしれない。


私の今までの人生だって、
もうだめだ、って思ったその瞬間こそ、後から振り返れば、
光が指す一歩手前だった。

だから私は苦しくてもう限界だよ・・って思ったときには、
「あぁ、きっと今、トンネルを抜ける直前のところまで来たんだな」と
思うようにしている。

っていうほど、私なんてまだまだ大きな苦労はしてないけれど。。



成功は、もう限界だと思ったその0.5歩先にある。


そもそも限界まで努力する人は少ないし、
限界まで頑張ってもそこでダメだったらやめてしまうのが普通だ。

でも、そのほんのちょっとだけ先に成功は待っている。


そのほんのちょっとが頑張れるかどうか・・・たったこれだけの差。


そう思ったら、自分で決めた限界点で辞めちゃうなんて
確かにかなりもったいない!



これから先の、今までに味わったことのない程の大きな試練に向けて、
私も心にいつも「もったいない主義」を持ち続けていようと思う。

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