
今日は渋谷のセルリアンタワーホテルでランチミーティング。
・・・本当はそのことを書こうと思っていたのだけれど、
その帰り道で出会った、素晴らしいハンコ屋さんのお話。
実は今日、新しいハンコを作ろうと思って
朝からネットでハンコのECサイトを探していた。
かなり安値のあるハンコ屋さんを見つけたのだが、
色々質問したいことがあったので電話をした。
私はそういうとき、IT業界の人間の癖に
「お問合せフォーム」とかのやり取りが待てないからすぐ電話する。
しかも1回電話を切ったあと、やっぱり納得がいかなくて
もう1回かけたりした。
ハンコ屋さんにとってはかなり面倒な客だったと思う。
それでも、私が何か聞くたびに、
「お問合せありがとうございます」と言ってから一つずつ丁寧に答えてくださり、
非常に好印象だったのでその店で買うことに決めた。
それでようやくECサイトの買物かごに入れるところまでこぎつけたのだが、
クレジット決済の途中で操作を誤って、処理を終了させてしまった。
そうすると間髪あけずに、「決済が確認できないようです」という
Web担当者の方からのメールが届いた。
ところが私は、外出の時間が迫っていたので
そのまま決済も返信もせずに会社を出た。
で、渋谷でミーティングを終えたあと、
そういえばハンコ屋も渋谷だったなぁと思って、
決済手続きをやり直すのも面倒だからこのままお金を払いに行こうと思いつき、
アポなしでハンコ屋さんを訪問した。
そうしたらなんと、私の注文したハンコが4本とも
既に出来上がっていたのだ!
ECサイトでの申し込みから2時間あまり。
決済がされておらず、メールの返信すらしていない状態なのに。
ハンコだから当然固有名詞が入っている。
もし私がそのままバックレても、
ほかの会社に販売する訳にはいかないはずだ。
それなのに、なんでもう作っちゃてるの??
ガード下のバラック小屋みたいな小さな小さな店舗。
お客さん一人入ったらいっぱいというスペースに店主が一人。
今朝電話対応してくれたのも、「Web担当」も、
印鑑を磨いているのも全部同じ人だった。
他のハンコ屋さんを使ったことがないのでサービスレベルは比べられないが、
価格感とのバランスを考えても、結構いけてると思う。
そして、いいサービスをする店というのは初回の電話対応の時点で
明らかにわかるものだなぁと思った。
翻って、Web制作という自分の事業領域で考えてみた。
もちろん、技術力に大きな違いが出る世界なので
ハンコ屋さんとは違う。
でも、私が仕事を斡旋している個人クリエイターさんの場合、
やはりファーストコンタクト時のその方の対応そのものがブランドになる。
私は会社の名前で仕事をするのではなく、
個人のブランドで勝負できる人が日本にもっと増えればいいなと思っているし、
仕事はより本質的なところで評価されるべきだと思っている。
だが、個人で仕事を受けるからには
電話一本、メール一本からその看板がスタートしていることに
もっと緊張感を持って欲しいなと思う出来事が最近あって
・・・本当に悲しかった。
だからやっぱり大手の制作会社じゃなきゃダメなんだよねー、、とだけは
絶対に言われたくない。
だって、素晴らしい技術力と、自分の腕だけで勝負する独立心旺盛な
志高いクリエイターさんが私の周りには大勢いる。
それらの方に一つでも多くのお仕事を提供し、
そして、費用対効果の高い彼らの仕事ぶりを
企業に対してもきちんとした実績で証明していきたいのだ。
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あ、ちなみに、いけてるハンコ屋さんは「渋谷はんこ堂」さんです。
今後ハンコ作成のご予定のある方はどうぞ。
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