【書評207】自己破産から5年で10億稼いだ男の話

チャーリー・タカ著

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著者紹介


1966年静岡県生まれ。高校中退、美容師を経て、美容室経営、
中古CD卸しなどさまざまなビジネスを展開。34歳で会社倒産とともに、
個人の資産も負債の返済に充て、自己破産。その後、資産0から再スタート。
ヤフオクで月600万円を稼ぐまでに。そこで得た資金を元手に、
現在は主に不動産ビジネスを海外で展開。
「世界中、自分が住みたい都市に自分の家とビジネスを持ち、投資をする」
ことを目標とし、実践している。現在マカオの不動産会社Hopewillの
パートナーであり、投資会社Global Investmentのオーナー。マカオ在住。


結局・・・

経歴が特殊なのと、型破りなビジネスを次々と思いつく発想力。

前半は海外の投資の仕組みに関する記述も多く、桁も大きいし、
なんだか特別な知識と才能がある、
天才タイプの起業家の遠い話のような気がして、
数ヶ月読みかけのまま枕元に放置していた。


私はこんなアイデアマンじゃないし、
商売は好きだけど、ファイナンスの知識を駆使してお金を儲ける手法は
やれと言われてもきっとできないし・・と。



この週末ふと目に留まって、とにかく最後まで読み進めてみた。


そして、わかった。


特別な才能がないことが問題なのではなくて、
そうやって、「自分には到底できないこと」と最初から決めてかかっている
その思い込みこそが、自分を成功から遠ざけている一番の要因なんだなと。


なぜなら、終盤、著者が言っていることは、
ビジネスマンとして、というより人として、
あまりにも当たり前のことばかりだからだ。



結局当たり前のことを、実直に諦めずに好奇心を失わずに
寝ても覚めてもやり続けられるかどうか。

相手の利益をまず先に考えられるかどうか。

人の意見を素直な心で受け止められるかどうか。



彼は中卒なんだそうだ。
学歴もなければ特別なビジネスの教育を受けたわけでもない。


やっぱり成功者の結論はいつだってこれだ。


結局、やるかやらないか。


ただそれだけのこと・・・


●チャンスは常に身近に転がっているものなのだ。
 注目される、そして人を集めるノウハウを自ら作り上げることができれば、
 さまざまな形でチャンスを作り出すことができるようになるのである。

●人間は飽きっぽいし、人の言っていることが魅力的に思えたりして、
 新しいことにばかり興味が移る。(中略)
 現状の仕事でうまく儲けることができない人は、
 新しいことをしても同じように失敗することが多いのだ。

●良いビジネスとはビジネスパートナーのためになり、
 ビジネスパートナーが儲かるもの。つまり相手のことを考えるのだ。
 (中略)自分の利益を追求するために、相手が犠牲になっていたのでは
 ビジネスは続かない。
 そのビジネスにかかわっているすべての人が利益を得られる、
 そういうビジネスが最高なのだ。

●ビジネスパートナーのためになり、相手が最初に儲かる。

●最初は一生懸命取り組むのだが、すぐにはお金にならないことがわかると、
 モチベーションが下がってしまう。モチベーションが下がれば、
 その業務にかける時間が減っていく。結果、さらにお金にならなくなる。
 (中略)要するにマイナスの悪循環が発生するのだ。
 本来、儲かることであっても、儲かる循環に入る前にやめてしまうのである。

●ビジネスには、大きな流れのようなものがあって、それに逆らわず
 うまく流れに乗り、身を任せ、進めていくことが大切なのだ。
 感覚的なことも時には必要であるし、数カ月も同じ作業を繰り返し、
 基礎作りが必要なときもある。

●循環というものは、他人が作り出すものではなく、自分で作り出すものなのだ。
 自分が常にアンテナを張り、いろいろなものに興味を持つ。
 そしてさらに興味のあることを勉強する。
 そうすると、知識が増えて、そこからまた新しい興味が生まれてくる。
 
 (中略)
 
 いろいろ入ってくる情報や日々のささいなきっかけ。誰にでもある、
 本当に小さなことの中からチャンスを生み出す、チャンスを嗅ぎ分ける力が
 あるかどうかがツキの根底になるものなのではないか。

●人を尊敬することも忘れてはならない。年齢に関係なく、
 自分が持っていないない才能を持っている人、自分が知らないことを
 知っている人、そして、毎日努力している人に対しては、
 尊敬の念を持つことだ。尊敬は人を成長させる。
 あの人のようになりたい、そう思うことで目標ができる。
 目標ができれば、それまでの道のりを考えるのはとても楽なのだ。
 すべてのことがクリアになり、何をすればいいのかわかる。
 これは、目標達成への一番の近道。

●数多くの失敗を含めた経験を重ねることによって、
 自らのことがわかるようになってきた。(中略)
 そうすると、自分が生きている意味さえもわかってくる。
 年をとるごとに自分の生きている意味を考えるようになってきた。
 そして、生かされているという意味も最近は考えるようになってきたのだ。


やる勇気がないのは実力もないということ

人間には自己防衛本能がある。

結局、日常の些細な出来事を自分のほうに引き寄せて、
それをチャンスと捉え、実行に移せるかそうでないかの差だけだと
これだけ多くの成功者が口を揃えて言っているにも関わらず、
多くの人が「やる」ほうを選べないのは、要するに自分に自信がないからだと私は思う。


自信がない人間にどんなに「やれ」と言ったって、
やれっこないことを自分の心が一番知っているのだ。
そうやって自分の身を本能的に守っている。

それは決して愚かなことではないと思う。むしろ、賢い選択だ。


ただ、そういう選択をした人間に、
「自分だってやればできるのに・・・」という言い訳は認められない。
行動を起こせない時点で、
自分には「実力もない」のだということを素直に認めるべきだと思う。


つまり何が言いたいかと言うと、
成功者がよく言う「結局、やるかやらないかだ」という議論は
単に行動力があるかないかという問題ではなく、
やるための準備や精神力も含めて、その実力が備わっているか否かを
包括するものだと思うのだ。


そして、私がなぜこんなに「やるかやらないか」の話にこだわっているかというと、
今私もある決断をしようかどうしようかという瀬戸際にいて・・

自分の心の声を必死に問うているのである。



でも私の場合、準備が整わなくても
本当に行動力だけで行けちゃうからなぁ・・・


むしろ、見切り発車でも飛び込んでしまえる自分の勇気のほうが心配だ。

そういえば、そういう人を戒める本はあんまりないな。。


無謀に走り始めていたら、どなたか止めてください(笑)。

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