自分でやること。誰かがやること。

私の立ち位置

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幸せな午後


お客様先の最寄駅に着いて時計を見たら12時半。


20分くらい時間があるから、どこかでお昼を食べようと思って
すぐ近くのカフェに入ったけど、あいにくランチタイムで満席。


仕方ないから、ホットドッグとカプチーノを買って、外に出た。


食べる場所がないからカフェの前のスタンドテーブルで食べた。


テーブルといっても、「店に置けないから外に出しているだけ」という感じで、
オープンテラスのようなものではない。
そこは大通り沿いの、ビジネスマンが行き来する普通の「道」だ。


スーツを着た女子が、道端でおもむろにホットドッグを食べてるのが不思議なのか、
早歩きの営業マンやお財布を片手にランチに出かけるOLさんのグループが
ちらちら見ながら通り過ぎる。


でも今日は、ぽかぽかと春の日差しが暖かくて、
空は真っ青で、
なんだかそこで食べてもいい気がすごくしたのだ。


隣のレストランからコックの格好をしたオジサンが出てきて、
「いいお天気ですね」と声をかけてくれた。

「そうですね。」


なんだかよくかわからないけど、すごく幸せな20分間だった。

お昼を座って食べる暇もない程忙しいのだけど、
なぜか私は今、完全に自由だと感じた。

私はこうして毎日仕事に多くの時間を使っているが、
それは決して私を束縛するものではない。

私にとっての「自由」とは決して、
何もしない時間が沢山あるということではないし、
働かなくてもお金があるということでもない。


私の考える「自由」とは、
向かうべきゴールがあって、それを自分で設定して、
そのための道筋を自分で引き、納得いく形で実現しようとしていること。
そして描いた通りの結果に近付いていることを、日々実感できること。


自分の強みを知る

商談のあと、同行していたクリエイターさんと異動中の電車の中で
それぞれの「得意分野」の話をした。

私はそのクリエイターさんをとても信頼している。


例えて言うなら・・・

●私は何もない草むらみたいなところに道を作ってくるのが得意。

●クリエイターさんは、私が見つけてきたその道を、奇麗な遊歩道に仕立てるのが得意。
 レンガを敷き詰めたり、街路樹を植えたり、街灯を点したり・・・


「岡崎さんは自分の得意分野がはっきりわかっているから仕事が進むんですよ。
私も、岡崎さんが私に求めていることがわかるから、やりやすいです。」

そう言ってくださった。


仮にどんなに能力が高かったとしても、自己満足で仕事は成り立たない。
自分の得意分野をしっかりと認識してそれだけに特化すること。

自分が苦手なことは、それを得意とする人を正確に見極めて、
求める結果を明瞭に伝えること。

それが私のポリシーだ。


人間は万能になることなど決してできないのだから、
できないことをできるようになろうと努力する時間より、
得意分野を唯一無二のところまで徹底的に磨き上げることのほうが
楽しくて重要だと思う。


でもその前提として、最も大切なことは「自己分析」だ。

この時点で間違えてしまっている人が結構多いように思う。
そういう私も、長い間「自分の立ち位置」がわからず堂々巡りを続けてきた。


まずは自分の弱さを欠点と考えずに、一つの事実として徹底的に向き合うこと。


営業だ、クリエイターだという職種の問題ではなくて、
全ての人間関係において、自分がどのポジションを取っているときに
物事が一番スムーズに進んでいるか、望む結果が得られているか、
そして心が前向きに平穏でいられるか、
それらを冷静に、客観的に、見つめること。


自分と向き合う苦しみを逃れるから、
苦しまなくていい現実に日々苦しんで生きることになる。


私自身、これからもしっかりと自分の「心の声」を問い続けていこうと思う。

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