【書評番外編】モデル失格~幸せになるためのアティチュード~

押切もえ著

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心を回復させるテクニック


最近はあまり仕事の進め方に迷うこともないのだが、
今日は久しぶりに辛いことがあった。


仕事を進める上で、ビジネススキル以上に重要なことがあると思う。


それは、苦しいことがあったときの自分なりの対処方法のパターンを
幾つか持っていること。


心が「辛い」と感じるのは生理現象だからしょうがない。
モチベーションが下がるのも人間だから当然だ。
些細なことで辛いと感じない強い心、何事にも動じない平常心を手に入れようと
試行錯誤した時期もあったが、それは結論的に無理だった。

であれば、落ち込んだテンションを回復させやすい方法を
幾つか持っていればいいと思う。
モチベーションを、他人に頼らず自家発電する方法を見つけ出すのだ。

他人や環境にモチベーションを左右されやすいと生きてきていくのが大変だ。
よほど巡り合せの良い人生を歩んでいるなら別だが、
普通に考えて良い状態が永遠に続くことなどあり得ない。

良い人や良い環境に巡り合うことのほうがむしろ特別でラッキーなことなのに、
なぜ人は「恵まれた状態」をデフォルトだと思い込んでしまうのだろう。

そしてそのたびにやる気を失って成果を出せない人間を、
果たして人は信用するだろうか。


そこで私が編み出したのは、自分の心の回復ポイントを定義すること。
自分が何を考えればワクワクするか、
誰に話せば気が楽になるか、
どこに可能性や確実性を見出せれば人生に希望が感じられるようになるか。


ちなみに私の場合は主に以下3点。

①人との繋がりが感じられている状態
②次に取り組むべき新しい挑戦や新しい環境が常に用意されている状態
③自分が目標に向かうプロセスの途中にいることを実感できる状態

上記の条件が揃っていれば、だいたい心が安定する。

だから私は、心が折れそうになると、友人や知人や読書やブログや
一切合財を使ってその状態を作り上げる。
恥も外聞もなく・・


私が大量の本を読むのを
「頭でっかちだ」とか「自己洗脳だ」とか、時々批判する人がいる。

でも自己洗脳、大いにけっこうじゃない(笑)。

本や映画が好きで、そういう世界観に影響されやすい単純さも
私の一つの特技だ。
そうやって、本や映画の効力を使って
私は自分のモチベーションをコントロールしている。

揺れやすい心を逆に利用して、変わらない成果を出せる心の状態をつくり出す。


もえちゃんの悩み

そんなわけで、今日は思いっきり畑違いの押切もえさんの本を読んでみた。

こういうとき、自分が目指す人の本は読んではいけない。
その人(つまり自分が理想とする状態)とあまりにかけ離れた今の自分に
余計落ち込んでしまうから(笑)。


自分とは全く違う次元の悩みを持つ人の本を読むと、
人って本当にそれぞれなんだなぁと思う。

私にとってはどうでもいいことを真剣に悩む人がいて、
それと同じように、私の悩みなんて、
私以外の人間にはかなりどうでもいいことなんだなろうなーと、
少し俯瞰した状態で、自分を冷静に眺めることができるようになる。


それにしても、もえちゃんの悩みはすごい。


169cmというモデルとしては決して大きくない身長がコンプレックス、
正統派美人ではないファニーフェースで
長い間ビューティページ(メイクやヘアの特集)を飾れなかったのがコンプレックス、
ティーン雑誌出身者特有の、大袈裟すぎるポージングが直らず、
CanCamの洗練されたモデル仲間との違いにコンプレックス。


全然ピンとこない・・・
そんな悩み持ったこともないから。


もえちゃんのその顔がコンプレックスなら、
世の中の9割の女性が顔出して歩けねーよ!(笑)とか
高校時代に渋谷でスカウトされる自体充分評価されてるでしょ!とか
随所に突っ込みを入れたくなる。

でも、私がまったく知らない次元の中で、
彼女は真剣に悩み、考え、一つずつ克服して今の地位があるのだ。

その顔で生まれたら充分幸せだと思うのは、
その顔を持っていない人間が思うことで、
本人の幸せ度を他人が推し量ることはできない。

その挑戦の本当の意味も、結局その人にしかわからない。


彼女の文体は非常に女性らしく可愛らしく読みやすいものだが、
根底の考え方は経営者が語るものとよく似ている。
やはり何事であれ、事を成す人間の言うことには共通点があるものだ。

●人間って何かひとつのことに慣れてくると、
 どうしてもそれだけが自分の居場所だと思ったり、
 何かを手に入れた気になって、「守る」という方向に物事を考えがちです。
 とくに大人になると、それこそが自分の価値だと思いがち。
 でも本当の人間の価値って、実はいかに「変われるか」のほうにある気がします。

●私がCanCamで専属モデルをやっていたころは、
 とくに山田優ちゃんの存在が鮮烈でした。(中略)
 彼女を見ていつも思っていたのは、
 「評価されている人は、必ず自分より頑張っている」とうこと。
 それを知っているから、ひがんだりする前に、彼女を励みに
 自分も努力しようと思えたのだと思います。

●つらいときや壁に突き当たったときって、自分の中からプラスの発想って、
 なかなか出てこないと思うんです。(中略)だからこそ、私は自分に頼らず、
 そのとき読んでいる本や聴いている音楽の力を借ります。
 私はすごく単純だから、強いメッセージを持つ言葉に、すぐ影響されるんです。
 (中略)そんなふうに言葉をいつでも味方につけられるように、
 心の敏感さと単純さは大事にしたいと思っています。

●こんな私の性格、「前向きだね」「いつも元気だね」と言われることがよくあります。
 「そんなに頑張りすぎて、疲れない?」なんて気遣ってもらうこともしばしば。
 でも、別に無理をしているわけではないんです。
 どうしても叶えたい夢があって、そこに向かってまっしぐらに進むときに
 ネガティブな思考が邪魔だっただけ。
 「自分はできる!」「やるしかない!」と心から信じ続けることでしか、
 私は走り続けられないんですね。

●なんだかえらそうに「ポジティブ論」なんて語ってきてしまいましたが、
 こうして振り返ってみても、私は挫折やつまづくことでしか、
 大切なことに気づけていなかったなあとつくづく思います。(中略)
 私には、いつも遠回りが必要でした。そうやってモデル人生の半分を、
 とてつもなく無駄に費やしてしまったのかもしれません。

●人間、見た目は変えられても性格だけは変えられない、
 と言われることがあります。
 でも、やっぱりあえて言いたい。
 私は、人は本気で変わろうと思えば変われると、信じたいんです。

 

そして驚くことに、最初は「へー」なんて他人事のように読んでたはずが、
読み終わる頃には、
「あれ?もえちゃんと私、意外と・・・似てるんじゃない・・・!?」
などと勘違いし始める始末・・

恐るべき読書効果。

「そうかぁ、あんな可愛いもえちゃんだって順風満帆じゃなかったんだぁ。。」と
どこか勝手に今の不遇な自分と重ねてみたりする。
そのイマジネーションの向こう側には、
現在のもえちゃんと同じようにキラキラと光輝く自分がいる。
女の思考回路って幸せだなぁ・・・


いやいやいや。
確かにモデルとしては遅咲きなのかも知れないけど、
20代でこれだけ多くの女性の支持と圧倒的なポジショニングを確立して
「遠回り」も何もないでしょ。
その時点で既に全然違うし(笑)。


ちなみにこの本、10万部も売れてるそうだ。


女性向けの商材が売れるポイントは「共感」だ。

多分今、「私ともえちゃんてけっこう似てるのかも。」と思っている
なんちゃって押切もえが日本中に溢れているんだろうな・・・


アブナイ、アブナイ(笑)。

Comment

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いつもブログ楽しく拝見しています!

今日は正に仕事前に考えていた事が書いてあったのでビックリ!思わず初コメントしちゃいます。

私は、他人がいれば色んな意味で影響され過ぎるし、一人だと怠惰に勝てなくて、ホントどうしようもないなぁって、自分はどんな環境にいた時に頑張れていたんだろうって自己分析してたところです。

岡崎さんは元気になりましたか?
頑張り過ぎないように、頑張って下さいね!

  • 2009-03-11
  • form: YURI

YURIさん


投稿ありがとうございます!


頑張ると言うと、根性論みたいになりがちですが、
自分が常に良い状態でパフォーマンスを出しやすい環境を
意識的に作り上げる技術は重要だと思います。


特に無理をしないくても頑張れている状態、
これが私の理想です!


YURIさんも目標と日々の行動を結びつける良い方法を
見付けたらぜひ教えてください。


久しぶりにご飯行きましょう~。