今日はベトナム人エンジニアの面接が2件。
弊社に登録に来てくれるベトナム人エンジニアは、
平均年齢26~28歳くらい、ベトナム語と日本語と英語の
3ヶ国語をしっかりと学んだ高学歴揃いだ。
自国にいれば将来を嘱望された完璧なエリートである。
それでも祖国を離れ、家族と別れ、
単身日本で仕事を探し、働き続けるのは
並々ならぬ努力が必要に違いない。
先日、ベトナム人エンジニアからもらった一通のメール。
ブログに書くべきかずっと迷っていたけど、ただどうしても
ベトナム人の気質を一人でも多くの方にお伝えしたいと思い、
差し支えのない範囲で引用させていただく。
先ほど、お電話ありがとうございました。電話で申し上げた通り 「履歴書、業務経歴表」を書き直し出来上がりましたので送りいたします。 忙しいところ申し訳ありませんが、目をお通し頂ければ幸いと思います。 この度、●●様の案件で岡崎さんは大きいな期待しましたが、私は裏切りました。 誠に申し訳ありませんでした。間に合わないですが、1からやり直しさせて頂きます。 次回面談が決まりましたら全力出し頑張りたいと思います。 それでは、今後どもよろしくお願いいたします。
「裏切った」というのは、弊社が紹介した企業が
不採用になってしまったというだけのこと。
人材事業をやっていれば、そんなことはごく当たり前の日常だ。
だが、表現力の問題は別として、
例えば日本人求職者で、不採用の通知のあとに
こんなメールを担当営業マンに送ってくる人間がいるだろうか・・・
みずほコーポレート銀行発行の資料によれば、
ベトナム人材のコスト以外の優位性として、以下をあげている。
①豊富な30歳以下の若い人材、②低い離職率と勤勉で責任感のある国民性、③理数系教育が重視されるゆえのシステム開発に関する高い潜在能力、などがある。特に離職率の低さに関して地場大手は軒並み10%以下とインドや中国の水準を大きく下回る。開発プロジェクトの担当者の離職可能性が低い程、企業の中長期的な人材育成への投資が促進され、自社拠点かアウトソーシングかに関わらずオフショア先の技術者の知識・技術・ノウハウの蓄積とそれによる習熟効果を通じたコスト低減というメリットを享受しやすくなる。
人材の年齢の若さと勤勉な国民性については
このブログでもよく触れているが、
理数系教育が重視されるゆえのシステム開発に関する高い潜在能力
というのがはっきりと明言されているところが興味深い。
確かに弊社に登録に来るエンジニアの大半が
ハノイ工科大学やホーチミン工科大学など、
日本でいえば、さしづめ東大と京大、といったレベルの大学を卒業した
優秀な人材ばかりだ。
ただ、どうしても日本語の力が少しでも弱いと、せっかくのITスキルや
プロジェクト経験がうまく伝わらない。
ここは私がどうにかして彼らのサポートができないかと、
いつも悩ましく思うところだ。
確かに語学力は仕事を進めていく上でも非常に重要なポイントなので、
そこで判断されてもやむを得ないところはあるが・・・
だがしかし、根本的なことを言えば
語学力やスキルは年月と共に必ず解消される。
中国だって、現在のようなレベルになるのに10年はかかったはずなのに
今になって中国人のスキルと単純に比較するのも少し軸が違うような
気がする。
やはり長期的パートナーとして考えたときの
ベトナム人の温和な国民性と、能力的なITスキルのポテンシャル、
更に中国人やインド人を大きく下回る離職率というは、
ベトナム最大の強みだ。
だから、
自社拠点かアウトソーシングかに関わらず
オフショア先の技術者の知識・技術・ノウハウの蓄積と
それによる習熟効果を通じたコスト低減というメリットを享受しやすくなる。
目先の即戦力ももちろん重要なファクターだが
長期的視点でのベトナム人活用には日本企業にとっても
大きなメリットがある。
だから我々は、立ち上げ当初からベトナム人エンジニアの派遣事業を
人材事業ではなく、「教育事業」として捉えている。
日本人のエンジニア離れや全体的な労働力不足は
もう紛れもなくすぐそこにある未来なのだ・・・
今こそ日本のIT企業の人材活用の真価が問われるときである。
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