私が私に勝つために・・・

ベトナム戦争の真実

先日「アクロス・ザ・ユニバース」を観たのをきっかけに
ベトナム戦争を題材にした映画を片っ端から観ている。

グッドモーニング・ベトナム
地獄の黙示録
プラトーン
 ・
 ・
 ・

違う、違う、、
だってこれって全部アメリカ人の視点じゃない・・・
私は、ベトナム人から見たベトナム戦争が知りたい。

(そういう映画があったら、どなたか教えてください。)

プラトーンを見て思ったこと

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「プラトーン」を初めて見たのは子供の頃で、
兄に付き合わされて見るともなしに見ていた。
「なんで男の子って、戦争映画なんか好きなんだろう?」
子供心にはそんなふうにしか思わなかった。

「プラトーン」はベトナム帰還兵であるオリヴァー・ストーンが
アメリカ軍の歩兵であった頃の実体験に基づいて、
アメリカ軍による無抵抗の民間人虐殺、軍隊内での腐敗、
上官の殺人などリアルなベトナム戦争を描いたあまりにも有名な作品だ。

今回十何年ぶりかで見てみたら、
戦地での過酷な状況下で平常心を失っていくアメリカ兵の姿が
なぜか新規事業開発の現場と重なった。


兵士は主に貧困層が多く、そのことに憤りを覚えた主人公が
大学を中退して戦地に赴くところからストーリーは始まる。

一つ目の試練

13人の小隊の中で繰り広げられる人間模様。
戦況が悪化し、戦争という人間が作り出した大罪の中で、
日に日に常軌を逸していく兵士たち。
ベトナム村民への非情な銃殺。
仲間同士の対立・・・

そのとき主人公は気付く。
「本当の敵は味方の中にあった」


新規事業でも、まず一つ目の試練がここにある。

まだこの世に形のない新規事業のサービスは
メンバー全員の想像の産物に過ぎない。

ブレストや商品企画の段階はそれでもいい。
それぞれが自分のイメージの中で、想像を極限まで膨らませて
それは本当に楽しい新規事業の醍醐味だ。

でも、この「イメージ」を
いざマーケットに投入する段階になると話は違う。

お客様から様々な批判があがる。
良くも悪くも、マーケットからの評価に日々さらされるようになる。

その頃にはもうたっぷり投資もしてあって
引き返すことはできないし、
現場は実績もリソースもない中で、それでも立ち止まることなく
数字を作っていかなければならない。

営業進捗が思わしくなく、
尚且つビジョンやリーダーシップが明確に示されない組織の場合、
希望に満ちていたはずの新規事業の「イメージ」が
バラバラに崩れ始めるのはこの頃だ。
事業の将来像が見えなくなってくる。

ふとした瞬間に、目指している方向性がメンバー全員違っていることに気付いて
唖然としたりする。

そのあたりから

「この事業にどんな意味があるのか?」
「うちの会社がやるべきことなのか?」
「本当に市場から求められいるのか?」
「もっと売れる別の商品に切り替えたほうがいいんじゃないのか?」

社内のあちこちからそんな声が上がり始める・・・

そして、極めつけはこれ。

「だから最初から、僕は(私は)反対だったんだ」


2つめの試練

プラトーン最後のシーン。

ベトナム兵の大部隊との凄まじい接近戦。
圧倒的な人海戦術の前に次々と倒れていく戦友たち。

悪夢のような一夜が明ける。

そして主人公は気付く。
「この戦争は自分との戦いだった」


新商品はそう簡単には売れない。
特にサービスの独自性が強かったり、
独占的な競合他社があったりすると
マーケットはなかなかこれまでの「常識」を覆してはくれない。

厳しい営業活動とマーケットからの否定にひるむことなく、
ただ未来を信じてひたすらに
最初のイメージを貫いた者だけが勝利する。

新規事業とはそういうものだ。


私はベトナムビジネスという今回の戦いには必ず勝利すると
決めている。


というか、そもそも今回の現場は全然過酷じゃないのだ。
それはもう、肩すかしというか、むしろ不思議なくらい。

マーケットからの否定どころか、ベトナムの将来性に対する
日本中の期待感を日々強く感じている。
お客様からたくさんの温かい応援の声をいただく。

そして、ベトナム人の方からの熱い気持ちも
毎日痛いほどに伝わってくる。


こんなにさわやかで気持ちいい戦場は初めてだな・・・


オリヴァー・ストーン監督が伝えたこととは全然違うかもしれないが
なぜかプラトーンを見ていて私はそんなことを思っていた。